「サムライメック II」の舞台となる江戸群島は、宇宙の辺境に位置する、知る人も少ない田舎コロニー。しかし、旅してみると意外に広く、賑やかなことに驚く。
江戸群島は6つの島から構成されているが、それぞれ全く違った特徴を持つ。はじまりの町「長崎」、大きな城とその城下町のある「蜘蛛巣島」、島全体が遊園地という「極楽ランド」、圧倒的なスケールを誇る大都会「大江戸シティ」、島全部が一つの企業という「新惑星開発社」、そして、群島の果てにある謎の小島「遺跡島」‥‥。
プレイヤーは長崎からスタートし、これらの島を旅しながら、賞金首と対決してゆくことになる。
‥‥とはいえ、そう簡単に、誰も倒せないという賞金首の居所がわかるはずもない。そしてまた。いつ倒せるかわからない賞金首の賞金だけでは暮らしてゆけない。
プレイヤーは情報集めと生活費稼ぎを兼ねて、アルバイトに精出すことになる。
賞金稼ぎの生活は、意外と地味なのだ。
江戸群島には「口入れ屋」というアルバイト斡旋所があり、ここにさまざまな頼み事が集まってくる。内容は実に多種多様。家庭教師から辻斬り退治まで、とにかく何でもやりながら、少しずつ町の人々と仲良くなり、評価を上げてゆくのだ。
吉原でアバンチュールを楽しんだり、メック売買で一儲けしたり、仕事以外にもいろいろなイベントが待っているぞ。
幾多の賞金首を倒し、江戸群島でも少しは知られた人物となる頃には、賞金首達の行動に隠された動機があることに気づくことだろう。彼らはどうも、彼らより遙かに強大な誰かのために動いているらしい。その誰かとは?‥‥それを突き止めるために、主人公は50年前に行方不明になった異人の学者の遺跡を辿ってゆく。その果てに待っていたのは、古代人の秘密と、人智を超えた力を秘める巨大な怪物だった‥‥。
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